トランプ氏、特別検察官の聴取について質問 米紙報道
ワシントン(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは7日、トランプ米大統領がプリーバス前首席補佐官に対し、特別検察官のチームは事情聴取の際に「感じが良かったか」などと尋ねていたと伝えた。事情に詳しい情報筋2人の話として報じた。
マラー特別検察官のチームはロシアによる2016年の米大統領選介入疑惑や、トランプ陣営関係者とロシア人のつながりの有無を捜査中。トランプ氏は結託があったことを再三否定している。
タイムズ紙によれば、マラー氏のチームは、トランプ氏が捜査員との会話について証人に尋ねた例を2件把握している。
プリーバス氏との会話のほかには、ホワイトハウスのマクガーン法律顧問に対し、タイムズ紙の記事の内容を否定する声明を出すよう指示したという。タイムズ紙はこの記事の中で、マラー氏を更迭するようトランプ氏から要求されたとマクガーン氏が捜査員に話したと伝えていた。
CNNは今週、トランプ氏のチームとつながりを持つ中東専門家が政権移行期に、アラブ首長国連邦(UAE)とトランプ氏の関係者との間で開かれた会合に出席していたと報道。この人物が現在、マラー氏の捜査に協力していると伝えていた。
また先月には、マラー氏のチームが証人から、大統領選前に出馬を検討していた時期のトランプ氏のビジネス活動について聴取しているとも報じていた。