当選金の匿名での受け取り、裁判所が認める 米東部
ニューヨーク(CNNMoney) 米東部ニューハンプシャー州の裁判所は12日、高額宝くじ「パワーボール」の当選金5億6000万ドル(約595億円)について匿名での受け取りを希望していた女性の訴えを認める判断を下した。
高額宝くじに当たった女性は2月、匿名性を守るために信託を通じて当選金を受け取れるよう、匿名を意味する「ジェーン・ドウ」として裁判所に訴え出ていた。
ニューハンプシャー・ロッタリーの規則では、当選金を受け取るには名乗り出る必要があるとしている。
裁判所は先月の時点で、係争中であっても匿名のまま当選金の受け取りを始められるとの判断を下していた。
ニューハンプシャー・ロッタリーは声明で、異なる結果が出ると考え、しっかりとした反証も行ったと信じていたとしながらも、「裁判所の判断を尊重する」と述べた。今回の件に関して適切な次の手順を決定するために州の司法長官と協議を行うという。
ニューハンプシャー・ロッタリーによれば、一括での受け取りによる当選金は約3億5800万ドル。当選した宝くじは1月6日にリーズ・フェリー・マーケットで販売された。