下水管に落下した少年、12時間後に無事救出 米ロサンゼルス
ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア州で1日夕、13歳の少年が下水管に落下して流されたが、約12時間後の2日早朝に無事救出された。
ロサンゼルス消防当局によると、救出された少年は携帯電話を渡されると自分で家族に電話をかけた。現場で消毒措置を受け、検査のために病院へ運ばれた。
少年は1日、親族ら20人とともにロサンゼルスのグリフィス公園を訪れていた。遊んでいた足元のふたが崩れ、約7.6メートル下の下水管に落下したという。
下水管の中には、有害な汚水が時速約24キロのスピードで流れている。救助隊や市職員らは複雑に入り組んだ下水システムを分析し、水に浮かべる点検用カメラを業者から借りて捜索を続けた。
約730メートル分の下水管を調べ、落下現場から約1.6キロ離れた点検口にカメラを入れようとしたところで少年を発見したという。
ロサンゼルスの消防当局は、警察や市当局、専門家らとの「素晴らしいチームワーク」によって少年を助け出すことができたと強調した。