米、ロシアへの追加制裁発表 サイバー攻撃に対抗措置
ワシントン(CNN) 米財務省は11日、ロシアの軍や情報機関と協力して米国にサイバー攻撃を仕掛けたとして、ロシア企業5社と個人3人に対する新たな制裁を科したことを明らかにした。
財務省によると、制裁はロシアがマルウエアを使ったり、米国のインフラを狙ったりしたサイバー活動への対抗措置。対象にはロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の管理下にある企業が含まれているという。
同省はまた、ロシアが通信用の海底ケーブルを監視していると指摘し、制裁対象の企業はこの活動にも関与していると述べた。
トランプ米政権はロシアに対し、一貫性のない姿勢を示してきた。トランプ氏は追加制裁が発表される直前、主要7カ国(G7)の枠組みにロシアを復帰させるべきだと主張していた。