米国民の7割、首脳会談を評価 トランプ氏支持率も高水準
(CNN) シンガポールで今月12日開かれた史上初の米朝首脳会談について米国人成人の70%が名案だったと評価していることが最新世論調査で17日までにわかった。今年4月下旬の同様調査時の63%から増えた。
調査は米モンマス大学が実施。悪しき選択だったとしたのは20%だった。今回の調査結果を党派別に見た場合、共和党支持者の93%、無党派層の74%と民主党支持者の49%が名案と受け止めていた。
また、トランプ氏の大統領としての仕事ぶりを否定したのは46%で、50%を割ったのは2カ月連続の49%を記録していた昨年9月以来のこととなった。トランプ氏の対北朝鮮政策への好感を反映したと見られる。
トランプ氏の支持率は43%で、同大の世論調査では昨年3月に記録した最高水準と並んだ。
46%は、米朝首脳会談が実現したことでトランプ氏の指導力がより強まったと見なしていた。より弱くしたとしたのは13%、変化はないとしたのが38%だった。
首脳会談の結果については、38%が北朝鮮が手に入れたものがより多かったとし、米国の利益がより多かったとしたのは9%。39%は両国とも等分の成果を得たとした。
今回調査はまた、米韓合同軍事演習の中断の是非についても尋ね、42%が得策ではないと回答。反対の意見は38%だった。
米朝首脳会談が北朝鮮の核の脅威減少につながり得ると予想したのは51%だった。党派別では共和党支持者の77%、民主党の33%に無党派層の49%がこの期待感を示した。
米モンマス大学の調査は今月12〜13日、米国人成人806人を対象に実施した。