オバマ前大統領、父の出身国ケニアを訪問へ 退任後初めて
(CNN) 米国のオバマ前大統領が来月、父の出身国ケニアを退任後初めて訪問することが24日までにわかった。
オバマ氏は7月15~16日にケニアを訪れ、異母姉のアウマ・オバマさんが南西部シアヤに開設する青少年スポーツ施設の落成式典に出席する。
この施設は若者に教育、経済面の機会を提供し、社会奉仕を促す目的でつくられる。アウマさんは、オバマ氏が退任後に設立した「オバマ財団」の理念にも通じると述べ、同氏が式典に出ることは「私にとって大きな意味がある」と強調した。
アウマさんは2009年にオバマ氏の大統領就任式に出席し、15年に同氏がケニアを訪れた時は空港で真っ先に出迎えた。
オバマ氏はケニアでケニヤッタ大統領や野党指導者のオディンガ氏と会談する。
ケニア訪問に先立ち、7月5~7日にはスペインとポルトガルで経済、環境関連の会議に出席。ケニア訪問後の16~19日には南アフリカを訪れる。
南アではラマフォサ大統領との会談や、マンデラ元大統領の生誕100周年記念行事での演説、オバマ財団がアフリカで新たに選んだリーダー200人との対話集会などを予定している。