プルイット米環境長官が辞任、倫理面のスキャンダル相次ぐ

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プルイット米環境長官が辞任

プルイット米環境長官が辞任

(CNN) トランプ米大統領は5日、プルイット環境保護局(EPA)長官の辞任を受け入れたと明かした。プルイット氏をめぐっては、航空機のファーストクラスでの出張など、倫理面の疑惑が数カ月にわたり噴出していた。

プルイット氏は辞任の理由について、自身と家族に対する「容赦ない攻撃」が大きな負担になったためとしている。

トランプ氏はツイッターで、プルイット氏がEPAで「素晴らしい仕事」をしてきたと評価。「これからも常に感謝していく」と述べている。

後任については、ウィーラー副長官が9日付で長官代行に就任すると明らかにした。

トランプ氏はこの後、モンタナ州に向かう大統領専用機内でプルイット氏への支持を表明。プルイット氏をめぐる疑惑に影響されたことはないとし、辞任を受理したのは政権の雑音になりたくないとの考えを同氏から告げられたためだと述べた。

プルイット氏をめぐっては数カ月前から倫理面の疑惑が浮上。共和・民主両党の議員や環境団体や政府監視機関は、同氏の支出や住宅契約、警護チームなどに関して疑問を投げかけてきた。

全体ではEPAでの振る舞いをめぐり10以上の調査が行われ、航空機のファーストクラスでの出張のほか、ロビイストから一晩50ドル(約5500円)で部屋を借りたり、執務室に防音ブースを設置したりした件も調査対象になってきた。

プルイット氏はオクラホマ州を地盤とする共和党員で、EPAに批判的な立場で長官に就任した。EPAと思想的に相いれない人物とみなされ、批判派からは気候問題での「懐疑派」とのレッテルも貼られていた。

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