第2次大戦時の軍用機墜落、13人全員が生存 米
(CNN) 米テキサス州中央部バーネット町で21日、第2次世界大戦時に使われた軍用貨物機「ダグラスC47」型機が離陸直後に墜落し炎上したものの、搭乗の乗客乗員13人全員が自力で機体を離れるなどして無事だった。
同州バーネット郡の保安官事務所が明らかにした。複数が軽傷を負い、1人がヘリコプターで医療施設へ搬送された。
同機はウィスコンシン州オシュコシュでの航空ショーへ向かう途中だった。
墜落時の模様を収めたビデオ映像によると、C47機は離陸直後、左下方へ急激に降下。翼が地上に接触して炎に包まれた後、停止したという。
同機は、歴史的な航空機の保存や航空ショーの主催などに当たる団体メンバーの保有。このメンバーは地元のCNN系列局「KXAN」の取材に、墜落で同機は大破したと述べた。ただ、乗っていた全員が軽傷を負っただけで無事に機外に出られたのは非常な幸運と述べた。
乗っていたのは同団体のボランティアやゲスト客、家族らだったという。
C47機は第2次世界大戦中、兵士輸送などの任務に就いていた。
バーネット郡の保安官事務所によると、米連邦航空局(FAA)が墜落原因の解明に当たっている。