トランプ氏の事実無視の言動、毎日8回超 在任長くなるほど増加
米紙ワシントン・ポストは16日までに、トランプ大統領による全くの虚偽もしくは一部が事実でない言動の回数は就任から601日間過ぎた時点で5000回に達したと報じた。
トランプ氏の発言の真偽を追う同紙の取材班の計算による。事実に反した言動は1日当たり平均で8回以上で、在任期間が長くなるほど虚偽の事柄を口にすることが増える傾向も見られた。同氏の大統領就任は2017年の1月20日。
同紙によると、就任から100日以内での事実に根差さない言動の回数は1日当たり平均で4.2回。500日以内になるとほぼ倍の水準になった。
同紙は、トランプ氏がモンタナ州で朝を迎えた後、ノースダコタやサウスダコタ各州へ寄り、最後に首都ワシントンへ戻った今月7日の事例を紹介。この間、大統領専用機内で記者団と会見、資金集めの会合に2回出席し、地元メディアの記者3人のインタビューを受けていた。
これら会見や会合などに臨んだ時間は合計で約120分間だったが、虚偽だったり誤解を招いたりするような公の場所での発言は125回に達したとした。1日間での新たな最多記録になったとも報じた。
今月4日から同13日までの期間では1日当たり平均32回を記録したという。