共和党への好感度、7年ぶり高水準 米世論調査
(CNN) 中間選挙を11月に控える米国で、国民の45%が与党・共和党に対して好意的な見方をしていることが25日までにわかった。ギャラップが調査結果を発表した。45%という数字は2011年1月に記録した47%以来の高水準。直前の10年の中間選挙で共和党は議席を回復していた。
10年の中間選挙はオバマ大統領の1期目に行われた。共和党は上院で6、下院で63の議席を増やしていた。10年11月の共和党に対する好感度は45%と現在と同水準だった。
共和党に対する好感度が最も高かったのは02年1月の調査結果で61%。当時は米同時多発テロ後最初の調査だった。
野党・民主党に対する好感度は44%。ただ、この数字は民主党にとってはいつもの数字といえそうだ。15年半ば以降、民主党に対する好感度は40%から45%の間で推移している。
11月に中間選挙を控えており、共和党にとっては良い兆候といえるかもしれない。
ただ、好感度だけでは中間選挙の結果を見通すことは難しいかもしれない。ブッシュ大統領の1期目だった02年10月の好感度は民主党が58%と過去最高の水準だった。共和党の好感度は53%だった。しかし、02年11月の中間選挙では、共和党が上下両院で10議席増やす結果となった。
一方で、中間選挙では与党が議席を失うことが多いとの見方もある。