トルコで釈放された米牧師が帰国、トランプ大統領と面会
ワシントン(CNN) トルコで約2年間にわたり拘束され、12日に釈放された英国人牧師、アンドルー・ブランソン氏が帰国し、トランプ米大統領と面会した。
ブランソン氏は13日、米首都ワシントン郊外の空軍基地に到着し、ホワイトハウスでトランプ氏と面会した。
トランプ氏は同日午後の記者会見で、ブランソン氏に「あなたは米国民を元気づけた」と語り掛け、2年間の拘束に耐え抜いた同氏の「信念」と「強さ」をたたえた。
また、トルコのエルドアン大統領が同氏の釈放を実現したことに感謝すると述べ、「かれにとって簡単なことではなかった」と語った。さらに、釈放がトルコとの関係改善に向けた「素晴らしい一歩」になるとの期待を示した。
ブランソン氏は会見で、トランプ政権による「異例」の尽力に謝意を示し、トランプ氏が就任当初からこの件に取り組んできたことを知っていると述べた。
トランプ氏はこれまでツイッター上で何度か、ブランソン氏が理由もなく拘束されていると主張し、釈放を求めていた。
ブランソン氏はさらにポンペオ国務長官やペンス副大統領らの名前を挙げて、私たちのために立ち上がり、祈り、戦ってくださった皆さんに感謝します」と述べた。
続いて同氏と妻のノリーンさんが、トランプ氏のために祈りをささげた。
トランプ氏は面会に先立ち、トルコとの間に「取引はなかった」とツイートしていた。
エルドアン氏も13日にツイッターを通し、釈放はトルコの司法当局が独自に下した判断だと改めて主張した。