コリンズ米上院議員の自宅に不審な書簡、警察が捜査
ワシントン(CNN) 米メーン州バンゴーの警察は15日、同市内にあるスーザン・コリンズ上院議員の自宅に「不審な書簡」が配達され、刑事事件として捜査していることを明らかにした。
当局者によると、警察は同日午後1時40分ごろ、通報を受けて出動した。現在、同市の犯罪捜査チームと消防当局、近隣から駆け付けた危険物の専門チームが捜査を続けている。市民への危険を示す情報はないという。
同当局者は記者会見で、書簡の中身や送り主についての情報はないと述べた。
コリンズ氏の報道担当者が15日夜に投稿したツイートによると、同氏の夫が受け取った脅迫状に、猛毒リシンを入れたと書かれていた。夫や飼い犬、自宅の一部を調べたが異常は見つからず、夫妻はその夜も自宅で過すことになった。書簡の検査結果はまだ出ていないという。
同担当者によれば、コリンズ氏や同氏の家族、スタッフに対する嫌がらせは今回に限らず、最近続発していた。
トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏が性的暴行の告発を受けながら、上院で承認された採決で、コリンズ氏は共和党内で最後まで態度を保留していたが、最終的には承認に賛成票を投じた。これに対し、反対派が同氏の自宅に押し掛けるなどして抗議していた。
コリンズ氏は15日のツイートで、当局の対応や近隣住民からの支援の申し出に感謝の意を表した。