ポール・アレン氏が死去 米マイクロソフト共同創業者
ニューヨーク(CNN Business) 米マイクロソフトの共同創業者、ポール・アレン氏が15日、シアトル市内で死去した。65歳だった。
アレン氏が経営していた投資会社、バルカンが発表した。
再発を公表していた血液がんの一種、「非ホジキンリンパ腫」の合併症で亡くなったという。
バルカンは声明で、アレン氏が科学技術だけでなく、慈善活動や環境保護、芸術振興などの分野でも知られていたことを指摘した。
同氏は米プロフットボールリーグ(NFL)シアトル・シーホークスと、プロバスケットボール協会(NBA)ポートランド・トレイルブレイザーズのオーナーでもあった。
妹のジョディー・アレンさんは遺族を代表して「あらゆる面で素晴らしい人だった」「兄としておじとして、またとない友人として深く愛されていた」と述べた。
アレン氏は2009年に血液がんの一種である「非ホジキンリンパ腫」と診断されて治療を受けた。がん細胞が検出できない「寛解」状態まで回復していたが、最近になって再発。今月1日には治療が再開していることを明かし、「積極的に闘っていく」と表明していた。
アレン氏は1975年にビル・ゲイツ氏とともにマイクロソフトを創立したが、83年に病気治療のために退社した。