17年のアリゾナ山火事、出火した瞬間の映像を公開

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USFSは、アリゾナ州で昨年起きた山火事で、出火の瞬間をとらえた映像を公開した/US Forestry Service

USFSは、アリゾナ州で昨年起きた山火事で、出火の瞬間をとらえた映像を公開した/US Forestry Service

(CNN) 米森林局(USFS)はこのほど、アリゾナ州で昨年起きた山火事について、出火の瞬間をとらえた映像を公開した。赤ちゃんの性別を盛大に発表しようと、父親が開いたイベントで火が出た。

この山火事では約1万9000ヘクタールが焼失し、被害総額は800万ドル(約9億円)を超えた。

公開されたのは、昨年4月23日に同州ツーソン南郊の砂漠で撮影された映像。「男の子」「女の子」と書かれた標的に銃弾が命中し、男児を示す青い煙が上がった。標的の爆発で周囲の茂みに火が付き、だれかが「荷物をまとめろ」と叫んでいる。

火の手は近くの国有林に広がり、大規模な山火事となった。地元のCNN系列局によると、少なくとも20機関から消防士が出動し、約1週間かけて鎮火した。

標的を撃ったのは、国境警備隊に勤務する37歳の父親。生まれてくる子どもの性別を発表するパーティーを企画し、爆薬を詰めた標的を用意して高出力のライフル銃で撃った。

父親は今年9月、森林局の規則に違反した罪を認め、保護観察5年と総額約82万ドルの損害賠償を言い渡された。

地元局によると、父親はただちに当局に通報し、調査に協力して火災を起こしたことを認めた。司法取引の一環として、出火原因に関する森林局の広報キャンペーンにも協力するという。

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