トランプ陣営の元選対本部長が偽証、ロシア疑惑捜査で検察側
ワシントン(CNN) 2016年の米大統領選挙でトランプ陣営の選対本部長だったポール・マナフォート被告が、ロシア疑惑に関する捜査協力を開始した2カ月後、司法取引に違反して米連邦捜査局(FBI)とロバート・マラー特別検察官にうそをついたとして、検察側が26日、裁判所に書面を提出した。
マラー特別検察官は、2016年の選挙にロシアが干渉し、トランプ陣営と連携したとされる疑惑について捜査を続けている。
検察側が26日に提出した書面によると、マナフォート被告は「さまざまな主題に関して」うそをついたとされる。特別検察官事務所は、詳細については後日明らかにすると説明した。
マナフォート被告は、自身がうそをついたとする検察側の見方には同意せず、自分は真実の情報を提供したと主張しているという。
この展開がマラー特別検察官の捜査などにどう影響するのかは現時点では不明。しかしトランプ大統領が再びマナフォート被告を味方とみなし、恩赦を検討する可能性もある。
マナフォート被告は9月14日、国家に対する謀略などの罪で有罪を認めていた。