トランプ大統領、渦中の司法副長官と27日に面会
ワシントン(CNN) 米国のローゼンスタイン司法副長官がトランプ大統領の解任などを画策していたと報じられた問題で、トランプ氏は24日、同氏と27日にホワイトハウスで話し合うとの意向を明らかにした。
トランプ氏は国連総会に合わせて滞在しているニューヨークで「ここでの会合を全部終えて戻ったら、27日にローゼンスタイン氏と会うつもりだ」と発言。この日に同氏と電話で話したことを明かしたうえで、透明でオープンな対話を望んでいると述べ、27日に直接会うのを「楽しみにしている」と語った。
米紙ニューヨーク・タイムズは21日、ローゼンスタイン氏がトランプ氏の会話を録音しようとしたり、合衆国憲法の規定に基づいてトランプ氏に執務遂行能力がないと宣言し、同氏を解任する案を検討したりしていたと伝えた。
ローゼンスタイン氏は複数の声明を出して報道の内容を強く否定する一方、21日中にケリー大統領首席補佐官に辞意を伝えたとされる。ケリー氏は関係者らに、これを受理したと語った。
ホワイトハウス内部では週末の間、ローゼンスタイン氏の辞任をめぐって盛んに意見が交われ、さまざまな憶測が飛び交った。ローゼンスタイン氏は、トランプ氏が24日に自身を更迭すると予想していたとの見方もある。
関係者らによると、トランプ氏はニューヨーク・タイムズの報道が流れた直後、ローゼンスタイン氏をただちに解雇しようかとも語ったが、一方では記事の内容に懐疑的な見方を示していた。