米アラスカ州で1000回超える余震、M7.0の地震後
(CNN) 米アラスカ州アンカレジ付近を震源に発生したマグニチュード(M)7.0の地震以降、同州は1000回を超えるM1.5以上の余震に見舞われている。米地質調査所(USGS)の専門家が2日に明らかにした。
余震の大半はM2.5以下と、体で感じにくい揺れにとどまる。ただUSGSのデータによれば、それより強い地震も350回以上発生した。2日朝の時点ではアンカレジ近郊とビッグ・レークでM4.5を超える地震が12回起きているという。
30日のM7.0の地震では、建物や道路が損傷。停電が発生し、一時的に津波警報が出る事態ともなった。
これまでのところ死傷者の報告はない。人口約30万人のアンカレジでは、空港や病院、救急サービスのほか、多くの企業も通常通り稼働していた。
アンカレジのイーサン・バーコウィッツ市長によると、今回の地震は同市で起きたものとしては1964年のM9.2の地震に次ぐ規模。この時の地震は米国史上最も強いものとして記録されている。
現地では2日、約10~20センチの雪が降る見通し。