故ブッシュ元大統領に寄り添った介助犬、最後の旅に同行へ
ワシントン(CNN) 11月30日に死去したジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領の介助犬「サリー・H・W・ブッシュ」が、ブッシュ氏の棺に付き添って、首都ワシントン行きの専用機に搭乗する。関係者が明らかにした。
ブッシュ家広報のジム・マグラス氏は2日、ブッシュ氏の棺に寄り添うサリーの写真をツイッターに投稿し、「ミッション・コンプリート(任務完了)」の言葉を添えた。
サリーの名は、2009年にエンジン停止した旅客機をハドソン川に着水させて乗客乗員155人を救った「サリー」ことチェスリー・サレンバーガー機長(当時)にちなむ。
息子のジョージ・W・ブッシュ元大統領はインスタグラムへの投稿で、サリーはウォルター・リード陸軍医療センターに派遣され、退役軍人を助ける任務に戻る予定だと報告し、「私たち家族はこの犬がいなくなることを寂しく思うと同時に、父にくれたのと同じ喜びを、ウォルター・リードという新しい家にもたらしてくれると知って安堵(あんど)している」とコメントした。
サリーは退役軍人支援の慈善団体によって高度な訓練を受けたラブラドル犬で、かかってきた電話への応対や、物を取って来るなど多くの指示をこなすことができる。インスタグラムの専用アカウントは大勢のユーザーにフォローされていた。同団体は退役軍人や障害を持つ救急隊員などに介助犬を提供している。
サリーは今年夏、妻のバーバラさんを亡くしたブッシュ氏を介助するために派遣されていた。
Mission complete. #Remembering41 pic.twitter.com/rXdyXAS4lk
— Jim McGrath (@jgm41) 2018年12月3日