「トランプ大統領と話したい」、難病の男性の夢かなう 米

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難病の男性が家族の協力を経て「トランプ大統領と話す」願いをかなえた/courtesy Bridgette Hoskie

難病の男性が家族の協力を経て「トランプ大統領と話す」願いをかなえた/courtesy Bridgette Hoskie

(CNN) 難病に侵され、死期が迫っているとみられる米国の男性がこのほど、生前にやっておきたい一番の願いをかなえる出来事があった。その願いとは、トランプ米大統領と会う、もしくは会話するというもので、家族の協力を経て実現に至った。

嚢胞(のうほう)性線維症を患うジェイ・バレットさんは5日夜、トランプ大統領と直接電話で会話をし、念願をかなえた。バレットさんは最近退院し、妹のブリジット・ホスキーさんの家で緩和ケアを受けていた。

コネチカット州ウェストヘイブンで民主党の市議会議員を務めているホスキーさんは、生きているうちにトランプ大統領と話がしたいというバレットさんの願いを知り、実現に向けて行動を起こした。ブログで人々に対し、ホワイトハウスへメールを送ってトランプ大統領にバレットさんと電話で話すよう頼んでほしいと呼びかけたのだ。

この呼びかけが功を奏し「数百人がホワイトハウスにメールしてくれた」(ホスキーさん)。

ホスキーさんはトランプ大統領と電話で話すバレットさんの様子を動画で撮影。電話でトランプ大統領はバレットさんを「立派な戦士」と呼び、「病気と闘っているんだね」と語りかけた。バレットさんが「それがアイルランド人ってものさ」と答えると、大統領は「その通りだ。いい心がけだよ」と応じた。

この後トランプ大統領は自身の集会にバレットさんを招待すると申し出た。そのうえで「あなたをとても誇りに思う」「また話をしよう。闘い続けるんだ。我々は2人とも闘っている」と励ました。バレットさんは感謝の言葉とともに「最期まで闘う」と約束して電話を終えた。

電話を切ったバレットさんはカメラの方を見て、「とんでもないことだな。大統領と電話で話したなんて」と、驚きの表情を浮かべた。

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