「心の声」に導かれ遭難、17日ぶりに発見の女性が当時を振り返る ハワイ

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救助隊のメンバーと写真に写るアマンダ・エラーさん/Facebook/findingamanda

救助隊のメンバーと写真に写るアマンダ・エラーさん/Facebook/findingamanda

(CNN) 米ハワイ・マウイ島の森林保護区で遭難し、17日ぶりに救助された女性が28日に記者会見した。女性は「声」に導かれて歩くうちに、帰り道が分からなくなったと話している。

マウイ島に住む理学療法士のアマンダ・エラーさん(35)は、同島マカワオ森林保護区の森林の中で遭難した。同保護区へは数えるほどしか行ったことがなく、前回の訪問からは何カ月もたっていた。しかしこの日は自分を呼ぶ声を聞き、ハイキングに出かけることにしたと打ち明ける。

「何が起きたのか、本当に分からない」「内なる導きを強く感じた。何と呼べばいいのか、声とか精霊とか、そういった名で呼ばれるものだった」

「心が私に命じた。この道を下りなさい。左へ。そう。右へ。とても強かった」

しかし丸太の上で瞑想(めいそう)した後、車へ戻ろうとした時になって、道に迷っていることに気付いた。

何度か行き来したものの車へたどり着くことはできず、やがて自分がけもの道にいることに気付く。

「コンパスも携帯電話も持っていなかった」「だからあの精霊に、今こそ私を助けてほしいと祈った」

自分が導かれる感覚はあったものの、車へ戻ることはできず、約8キロも歩き回ることになったとエラーさんは振り返る。

それから捜索のヘリコプターに発見されるまでの17日間、エラーさんは森の中でベリー類を食べ、小川の水を飲んで生き延びた。

ヘリコプターに見付けてもらおうとSOSの文字を描き、衣類の一部をかざした。それでもヘリコプターは気付かないまま、少なくとも20回は上空を通過したという。

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