突風でクレーンが倒れアパート直撃 1人死亡、6人負傷 米
(CNN) 米テキサス州ダラス中心部で9日、工事現場のクレーンが倒れて隣のアパートを直撃し、消防当局によると少なくとも1人が死亡、6人が負傷した。ダラス地域はこの時、突風に見舞われていた。
消防当局の報道担当者によると、最も被害が大きかったのはアパート東側の居住棟と立体駐車場。消防隊員らが救助犬を使って行方不明者の捜索を続けている。同担当者は、クレーンが人の住んでいる建物を直撃するケースは珍しいと述べた。
住人らの話によると、この日は晴れて穏やかな天気だったが、突然空が暗くなり、突風が吹いた。クレーンが大きく前後に揺れた後、倒れるのを目撃したという人もいる。
CNNの気象専門家によると、ダラス・フォートワース地区にはこの日、午前11時25分に激しい雷雨や強風の恐れがあるとの警報が発令された。
北側のオクラホマ州から低気圧が南下し、午後1時ごろにはダラスに接近し、2時45分ごろにかけて通過した。クレーンが倒れたのは同2時すぎ。倒木やピンポン玉ほどのひょうも報告され、同地区の22万7000世帯余りが停電した。
Woke up poolside to a full-on tornado warning, which hit the construction site next to us and sent debris flying all over downtown Dallas. I think... I think I’m ready to come home now... pic.twitter.com/EN1HgcNOTg
— Rory Cashin (@roarEcashin) 2019年6月9日