市警副本部長が強盗被害、銃で脅される 米ボルティモア
(CNN) 米ボルティモア市の警察は21日までに、同警察の副本部長夫妻が市内の公園近くで2人組の男に銃を突き付けられ、財布や現金、携帯電話を強奪される被害を受けたと報告した。
市警がCNNに寄せた声明によると、ダニエル・マーフィー副本部長と妻が19日夜、パターソン公園近くを歩いていた際、4人が乗った白色のスポーツ用多目的車(SUV)が接近。
この後、アフリカ系(黒人)の男2人が車から出て来て2人に近付き、短銃で脅して所持品を渡すよう脅したという。
けが人はいなかった。捜査を続けている。
同市警の最初の声明では、被害者が副本部長であることに触れていなかった。市警の報道担当者が後になって副本部長夫妻が巻き込まれたことを確認した。
地元のCNN系列局WBALによると、市警の組織系統図によるとマーフィー氏は法令順守などを監督する部門の副本部長となっている。地元紙ボルティモア・サンによると、マーフィー氏は市警のマイケル・ハリソン本部長に請われて今年から市警で働き始めていた。2人はニューオーリンズで共に働いていた経歴がある。
WBALによると、ハリソン本部長は18日、市内で凶悪犯罪を根絶させる新たな計画を発表したばかりだった。