海上に浮遊のマリフアナ押収、約1億円相当 米加州沖
(CNN) 米沿岸警備隊は17日までに、米カリフォルニア州ロサンゼルス市の南西沖合にあるチャンネル諸島近くの海域で重さ1300ポンド(約590キロ)相当のマリフアナが入った多数の梱包(こんぽう)物が浮遊しているのを見つけ、押収したと発表した。
プラスチックに包まれたマリフアナの梱包物は43個あり、末端価格は100万ドル(約1億600万円)と推定。
現場はチャンネル諸島を構成するサンタカタリナ島近くの海域で、麻薬とみられる多数の梱包物が浮いているとの情報提供が民間人からあったという。
押収された1300ポンドのマリフアナ/U.S. Coast Guard
沿岸警備隊はこのマリフアナの送り出し先や背後関係は不明と指摘。移民税関取締局や沿岸警備隊の捜査部門が調べているとした。
今回押収したマリフアナは必要な訴追や捜査の手続きのための証拠品として保管され、最終的には物理的に処分される見通し。
米本土近くの太平洋上では最近、麻薬密輸の摘発や押収が目立つ。先月には沿岸警備隊が東部海域でコカイン1万7000ポンドを積んで航行していた潜航艇を摘発。数週間後には太平洋東部で麻薬密輸取り締まりの作戦を複数回実施し、コカイン2万6000ポンドを押さえていた。密輸業者の高速ボートを追跡する場面も展開されていた。
沿岸警備隊の報道担当者によると、洋上の密輸行為で取り押さえたマリフアナは今年これまで10回に達し、その総量は5745ポンド。昨年は計11回で、5872ポンドだった。