米テキサス州で銃乱射 5人死亡、21人負傷 容疑者を射殺
(CNN) テキサス州西部で31日、走行中の車から男が銃を乱射し、当局の発表によると5人が死亡、21人が負傷した。男はその後、捜査当局者らに射殺された。
地元警察責任者が記者会見で語ったところによると、負傷者の中には州当局の職員1人と地元警官2人が含まれている。負傷者らの容体は明らかでない。
容疑者は30代の白人男性。名前や犯行動機は公表されていない。最初に乗っていた車を乗り捨て、米郵政公社の車を乗っ取った。警官らが同州ミッドランドとオデッサの間にある映画館の駐車場に追い詰め、撃ち合いの末に容疑者を射殺した。
ミッドランド市長がCNNに語ったところによると、容疑者は幹線道路を運転していて州公安局の職員に車を止められた。この職員を撃って逃げた後、無差別に銃撃を始めたとみられる。
当局は当初、小型トラック1台と郵政公社の車1台に乗った銃撃犯を追っていると発表。トラックの運転者がショッピングセンターの周囲を乗り回し、買い物客らに向けて発砲していると述べていた。
米連邦捜査局(FBI)やアルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)のチームが出動している。
現場から約460キロ離れたテキサス州エルパソでは8月初めに男が銃を乱射し、22人の死者が出たばかり。アボット知事は31日の声明で、「我々はこの州が憎悪や暴力に支配されることを許さない」と強調した。