米大統領補佐官にオブライエン氏、トランプ大統領が発表
(CNN) トランプ米大統領は18日、解任したボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の後任に、国務省のロバート・オブライエン人質問題担当特使を任命する考えを明らかにした。
トランプ氏はツイッターでオブライエン氏の起用を発表。「ロバートとは長年にわたり一緒に懸命に働いてきた。素晴らしい仕事をするだろう」と述べた。
トランプ氏は先週、意見の相違を理由にボルトン氏を解任していた。その後サウジアラビアの石油施設への攻撃が発生しており、トランプ氏は外交政策上の危機に直面している。
空席となった大統領補佐官のポストはクッパーマン補佐官代行が埋めていたが、同氏は来週の国連総会に向けてニューヨークに出張する予定がなかったことから、側近の間では後任発表を予想する声が出ていた。
トランプ氏はロサンゼルス国際空港で記者団にオブライエン氏を紹介。人質解放を取り付けた「素晴らしい実績」を称賛し、旧知の間柄であることを明かした。米国が人質解放を目的に身代金を支払ったことはないとも強調した。
一方、オブライエン氏もトランプ氏を持ち上げ、「大統領と一緒に働けるのは光栄。今後も1年半にわたり強さを通じた平和を築いていきたい」などと述べた。
オブライエン氏は先週、大統領やマルバニー首席補佐官代行との面接に臨み、ポンペオ国務長官の後押しを得ていた。国家安全保障に関しては現在、ポンペオ氏が政権内で最も発言力がある。