ビンラディン容疑者の息子を殺害、トランプ大統領が発表
(CNN) トランプ米大統領は14日、国際テロ組織アルカイダの指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者の息子、ハムザ・ビンラディン容疑者が「米軍の対テロ作戦により、アフガニスタン・パキスタン地域で殺害された」と発表した。
作戦が実行された時期には言及していない。
トランプ氏は声明の中で、ハムザ容疑者を殺害したことにより、アルカイダから同容疑者の「重要な指導力」と父オサマ容疑者との「象徴的なつながり」を奪ったうえ、作戦能力も低下させたと強調した。
また、ハムザ容疑者はさまざまなテロ集団との計画や対応を担っていたと述べた。
CNNは7月末、事情に詳しい国防当局者2人の話として、ハムザ容疑者が少なくとも数カ月前に殺害されていたと伝えた。
これに対して専門家らは、ハムザ容疑者が本当に殺害されたなら、アルカイダが何らかの形で追悼の辞を出したはずだと疑問を呈していた。
エスパー国防長官も先月、FOXニュースとのインタビューで、ハムザ容疑者は死亡したとの認識を示していた。
米当局者らによると、トランプ政権は正式な発表前に、あらゆる角度から確認を試みたとみられる。