12歳少年、SNSの「ファイアーチャレンジ」まねて上半身やけど 米
(CNN) 米ミシガン州に住む12歳の少年が、ソーシャルメディアで拡散している「ファイアーチャレンジ」の動画をまねて、上半身にやけどを負った。
やけどを負ったのはミシガン州ディアボーンハイツに住むジェイソン・クリアリー君(12)。母親のタビサ・クリアリーさんがCNN系列局WDIVに語ったところによると、友人の家で火を付けられて、あごと胸部と腹部に2度のやけどを負ったという。
「こんなものに命をかける価値はない」「息子は2度のやけどを負ったけれど、もっとひどいことになっていた可能性もあった」とタビサさんは訴える。
子どもたちが消毒用アルコールなど可燃性の液体を自分で浴びて火を付ける「ファイアーチャレンジ」の動画は、数年前からユーチューブで出回っていた。
ジェイソン君は友人の家に出かけていたが、外で悲鳴が聞こえたため、タビサさんが飛び出してみると、友人が自転車に乗せてジェイソン君を連れて来たところだった。ジェイソン君はシャツを着ていなかった。
「私は動転して、病院へ、病院へ、と叫んだ」「私も息子も泣いていた」とタビサさんは振り返る。両親はジェイソン君を連れて病院に駆け込んだ。
ジェイソン君によれば、この日2度目のチャレンジでマニキュアの除光液を発火させた際に、やけどを負ったという。
「最初は小さな火だったので、みんながかき消した」「2回目は大きな炎が上がって、みんなが僕にスプレーし続けた」とジェイソン君は話している。
ディアボーンハイツ警察は、この問題について捜査していることを確認したが、関与した子どもたちの年齢を理由にそれ以上のコメントは避けている。