トランプ氏側近のストーン被告、偽証など全ての罪状で有罪

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ロジャー・ストーン被告。13日の公判で昼食のため裁判所を出たところ/Mark Makela/Getty Images

ロジャー・ストーン被告。13日の公判で昼食のため裁判所を出たところ/Mark Makela/Getty Images

(CNN) 米首都ワシントン連邦地裁の陪審は15日、トランプ大統領の長年の側近ロジャー・ストーン被告に対し、議会への偽証などの罪で有罪評決を言い渡した。ストーン被告の公判では、トランプ氏が内部告発サイト「ウィキリークス」による民主党メールの暴露を予期していたかに関する陣営関係者の証言も飛び出した。

ストーン被告は政治コンサルタントで、トランプ氏の友人でもある。議会への偽証罪5件、証人に偽証を要求した罪1件、議会の委員会手続きを妨害した罪1件の計7つの罪状全てで有罪を言い渡された。陪審は全員一致で、ストーン被告がトランプ陣営関係者との2016年のやり取りについて議会に偽証したと判断した。

ストーン被告はマラー特別検察官の捜査が終盤に入った今年1月、未明の家宅捜索で逮捕された。その後の公判では徐々に、外国の選挙介入に対するトランプ陣営の肯定的な反応に関して新事実が明らかになった。

ストーン被告は7つの罪状全てで有罪評決を受けた/Courtesy Bill Hennessy
ストーン被告は7つの罪状全てで有罪評決を受けた/Courtesy Bill Hennessy

法廷で陪審の評決が読み上げられた際、ストーン被告は目立った反応を示さず、険しい表情で前かがみに立っていた。妻も正面を見据えていたが、ストーン氏の友人は退廷する陪審に背を向けた。

評決言い渡しの30分後、トランプ氏はツイッターで不快感を表明。偽証罪との罪状に触れた上で、ヒラリー・クリントン元国務長官やコミー連邦捜査局(FBI)前長官、マラー特別検察官らの名前を挙げて「彼らはどうなんだ? うそをついていなかったか?」「我が国の歴史上かつてない二重基準じゃないか?」と書き込んだ。

量刑言い渡しは来年2月6日に予定されている。罪状のうち最も重いのは証人に対する偽証要求で、量刑は20年以下の禁錮。

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