米各地で暴風雪、感謝祭の旅行客を直撃 鉄砲水や停電の恐れも
(CNN) 感謝祭の連休を控えた米国各地が2つの暴風雨に直撃され、大勢の旅行客らが足止めされている。
コロラド州のデンバー国際空港では、大雪のために25日から26日にかけて1100人以上の乗客が空港で身動きできなくなった。26日は480便以上が欠航となり、多数の便に遅れが出ている。
中西部が大雪に見舞われる中、ミネソタ州のミネアポリスセントポール空港でも同様の事態が予想される。
西海岸ではハリケーン並みの勢力を伴う別の暴風雨が発達。カリフォルニア州やネバダ山脈で大雪が予想されている。
西海岸から五大湖にかけての地域では、約2100万人を対象に、冬季の天候に関係した注意報や警報が出された。1700万人が住むカリフォルニア州南部とアリゾナ州では鉄砲水に対する警戒警報が出されている。
デンバー都市圏が大雪に見舞われた/Hyoung Chang/MediaNews Group/The/Denver Post/Getty Images
ニューメキシコ州からニューヨーク州にかけては今後数日にかけて暴風による停電が発生する恐れがあり、ニューヨーク市の感謝祭パレードが影響を受ける可能性もある。
米国立気象局(NWS)は、26日から27日にかけて危険な暴風雨がオレゴン州南部とカリフォルニア州北西部へ進むと予想、できればこの両日の移動は控えるよう呼びかけた。
さらに、爆弾サイクロンの発生も予想され、米北西部やロサンゼルス郊外の山間部でも雪が降る見通し。
東海岸では、ジョージア州アトランタからニューヨークにかけての一帯で感謝祭前日の27日、暴風雨のために空の便の混乱が予想されている。