5歳男児の養子縁組審理、幼稚園の同級生全員が見守り応援 米
(CNN) 米ミシガン州グランドラピッズの裁判所で、5歳の男の子の養子縁組審理に幼稚園の同級生全員が訪れ応援する出来事があった。
審理が行われたのは5日。マイケル君の同級生は全員傍聴席に座り、赤いハートを取り付けた木製の棒を振った。
養父はCNNの取材に、最高の一コマとして、判事が「みんなにとってマイケル君はどんな存在?」と尋ねた場面を挙げる。園児らは立ち上がって、「大好き」「最高の友達」と口々に答えた。
判事は、法廷での審理に幼稚園の1クラス全員を迎えたのは初めての経験と話していたという。
マイケル君の養子縁組成立を幼稚園の同級生全員が祝福/Kent County
養母によると、今回のアイデアはマイケル君を幼稚園に送った際に担任の先生から提案があった。
先生は養子縁組の承認が近く下りることを知っていて、2人はこの日をマイケル君にとって特別な一日しようと意気投合した。その後、先生はクラス全員での校外学習を企画し、スクールバスを手配して、生徒にとって忘れられない思い出を作った。
新しい両親は結婚してから間もなく10年になる。マイケル君とは昨年11月の感謝祭から里子として一緒に暮らしている。「それまで子どもはいなかったので、すぐに大混乱に陥った」(養父)
両親によると、マイケル君はダンスと水泳が大好きで、バスケットボールやサッカーもこなす。
両親が驚いたのはマイケル君の友達の多さだ。この1年で最もうれしかったのは、多くの子どもたちが「(マイケルを)家や遊びに招待してくれたこと」だと、養父は話している。