ビルの破片が歩行者を直撃、60歳女性が死亡 米マンハッタン
(CNN) 米ニューヨーク市のマンハッタンで17日、道路に面したビルから破片が落下して歩行者を直撃し、60歳の女性が死亡した。ニューヨーク市警が明らかにした。
警察によると、死亡した女性はエリカ・ティシュマンさん。駆けつけた救急隊が現場で死亡を確認した。
ニューヨーク市のビル管理当局によると、破片が落下したビルについては専門家が構造の安全性に関する点検を行って、原因の徹底究明に当たる。落下した破片の種類や落下した原因などは明らかにしていない。
市当局は、「歩行者が危険な状態にある建物のリスクにさらされることがあってはならない」と強調した。
破片はマンハッタンのミッドタウン地区にある7番アベニューに面したビルから落下した。市の記録によると、このビルの管理会社は今年4月、ビル外壁のメンテナンスを怠ったとして当局から違反を通告され、1250ドル(約14万円)の罰金を支払っていた。
同社の広報はCNNの取材に対し、「本件に関しては市に全面的に協力する」と表明した。