サンダース氏が支持伸ばす、バイデン氏と並び上位に CNN世論調査
(CNN) 今年行われる米大統領選で野党・民主党からの指名争いが行われるなか、バーニー・サンダース上院議員が支持率を伸ばしてジョー・バイデン前副大統領とともに上位に食い込んだことがわかった。CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSによる調査で明らかになった。
バイデン氏が単独で首位に立てなかったのはCNNによる全米の世論調査では今回が初めて。
今回の世論調査によれば、民主党員あるいは民主党寄りの無党派層のうち27%がサンダース氏を支持した。バイデン氏の支持率は24%だった。ただし、この差は世論調査の誤差の範囲なため、今回の世論調査では明確な1位はいない。
エリザベス・ウォーレン上院議員の支持率は14%、インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブダジェッジ氏の支持率は11%、ニューヨーク市の前市長マイケル・ブルームバーグ氏の支持率は5%だった。
サンダース氏は前回調査から7ポイント支持率を伸ばした。サンダース氏はアイオワ州といった初期に投票が行われる州でも支持率を伸ばしているようだ。
サンダース氏は全体的に支持を増やした。リベラル層では、ウォーレン氏を引き離している。リベラル層でサンダース氏を支持する割合は33%で、ウォーレン氏支持は19%だった。
黒人など有色人種の有権者からの支持ではバイデン氏と並んでいる。この層でサンダース氏を支持した人の割合は30%、バイデン氏支持は27%だった。
トランプ大統領と対決した場合に最も勝つ可能性が高いと考えられている候補者はバイデン氏だった。バイデン氏が最も勝つ可能性が高いとした人の割合は45%。サンダース氏は同24%、ウォーレン氏は同8%、ブルームバーグ氏は同7%、ブダジェッジ氏は同4%だった。ただ、こちらの質問でもサンダース氏は12月調査時の16%から支持を増やしている。
調査は1月16日から19日にかけて全米の成人1156人を無作為に抽出し、固定電話もしくは携帯電話でインタビューを行った。誤差の範囲はプラスマイナス3.4ポイント。