真夜中に男が侵入、少年をめった刺し 米ミシガン州
(CNN) 米ミシガン州グランドラピッズで先週、寝静まったアパートの一室に男が侵入し、少年(11)を刃物で襲う事件があった。少年の命に別条はなく、容疑者は逮捕された。
少年の母親はCNNとのインタビューで、「ぐっすり眠っていた時に息子の叫び声で目覚めた」と話した。少年の部屋に駆け付けて明かりをつけると、あたりが血で染まり、少年の顔も血まみれになっていたという。
警察は午前3時に通報を受けて出動。何者かが侵入し、刃物で少年を刺したとみて捜査を始めた。少年は病院へ運ばれて手当てを受けた。
母親によると、少年は後頭部を4回、顔を4回など計10回にわたって刺されていた。1つの傷は口の中まで達する深さだった。
警察犬の追跡で約30分後に男(21)が発見され、殺害を目的とした暴行と住居侵入の容疑で逮捕された。
警察は無差別の犯行との見方を示した。容疑者は同じ地区にあるほかのアパートや家屋に浸入しようとしたが失敗し、たまたま施錠されていなかった少年宅で犯行に及んだとされる。
母親によると、少年は高機能自閉症と診断されている。事件のショックをうまく処理できているのかどうか、見極めるのは難しい。自分が刺された姿を最初に鏡で見た時は、「悪い人がやったの?」と尋ねたという。
母親は「息子はとても無邪気で愛情深い性格なのに、犯人がそれを傷つけた」と訴えた。