ブルームバーグ氏、民主党指名争いから撤退 バイデン氏を支持

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ブルームバーグ氏が民主党指名争いから撤退し、バイデン氏を支持すると表明した/Joe Raedle/Getty Images

ブルームバーグ氏が民主党指名争いから撤退し、バイデン氏を支持すると表明した/Joe Raedle/Getty Images

(CNN) 米大統領選の民主党候補指名を目指していたブルームバーグ前ニューヨーク市長は4日、選挙戦から撤退し、同じ穏健派のバイデン前副大統領を支持すると表明した。

ブルームバーグ氏は巨額の私財を投じて選挙運動を展開したものの、初参戦となった3日の「スーパーチューズデー」では米領サモアで1勝を挙げたのみにとどまっていた。

ブルームバーグ氏は、選挙戦参加の目的を「ドナルド・トランプ(大統領)を倒す」ためだったと説明。「同じ理由から撤退する」と述べた。

声明ではさらに「打倒トランプの試みは最有力候補のもとに結集することから始まるとかねてから考えてきた。昨日の投票の結果、その候補とは私の友人で偉大な米国民、ジョー・バイデンであることが明らかになった」としている。

ブルームバーグ氏の側近によると、同氏とバイデン氏はこの日午前、電話でやり取りしたという。支持表明を受け、バイデン氏はブルームバーグ氏に謝意を示し、「銃規制改革から気候変動に至るあらゆる問題への尽力」に感謝すると述べた。

ブルームバーグ氏は民主党候補の中で群を抜く資金力を生かし、テレビやデジタルメディアの広告に巨額を投入するとともに、短期間のうちに2400人以上のスタッフを擁する陣営を築いた。

側近によると、陣営は投じた資金や支持動向を基に、オクラホマ、アーカンソー、ノースカロライナ、テネシーの各州とテキサス州の一部での躍進を見込んでいた。しかし、3日夜の時点で、想定していたほど支持が得られないことが明白になった。

バイデン氏はブルームバーグ氏と同様の穏健派層に訴える戦略を展開しており、同氏の撤退は追い風となる。

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