米国の感染者33万人超、「最も辛く悲しい週」に突入へ
一方、ニューヨーク州のクオモ知事は5日の記者会見で、州内の死者数がここ数日で初めて減少に転じたと発表した。
新規に入院する患者の数も減り、退院率は増加したとクオモ知事は指摘。現状は曲線の頂点に近づいているか、頂点が平坦(へいたん)化した可能性があるとしたうえで、「今後数日の状況を見るまでは分からない」と慎重な見方を示した。
ニューヨーク州の症例数が12万2031例、死者は少なくとも4159人に上る中、州内の病院はわずか数日分の医療物資でしのいでいる状況にあり、他州や中国から人工呼吸器の支援が寄せられている。
一方、米国の感染拡大の最初の中心地だったワシントン州は、これまでの対策や住民の協力が奏功し、感染者数は予想を下回ったと発表した。
しかしペンシルベニア、ニュージャージー、ルイジアナなどの州では症例数の急増が報告されている。