好天に恵まれた米NY、セントラルパークに多くの人出
(CNN) 2日の米ニューヨーク市内は好天に恵まれ、中心部のセントラルパークは外出制限からの息抜きを求める多くの市民でにぎわった。
この日の市内は気温24度前後とさわやかな天気になり、園内の芝生でくつろぐグループや、ジョギングなどを楽しむ人の姿がみられた。
デブラシオ市長はCNNとのインタビューで、こうした人出を予想し準備態勢を整えていたと強調。今週末は市内で警官計1000人以上がパトロールにあたるなど、関係機関とともに対人距離確保のルール徹底を図ると述べた。
さらに市民に無料でマスクを配布し、ルール違反があれば召喚状を出すとの方針を示した。
公園内の人々は看板の指示通り距離を確保している様子で、マスクを着けた人も多かった。ニューヨーク市警は同日、公園をめぐる検挙状況に関しては情報がないと述べた。
市当局によれば、多くの人が社会的距離を維持するルールを守っていた/Eduardo Munoz/Reuters
ニューヨーク州では必需品以外を扱う店舗の営業を停止し、人の集まりはいかなる規模や理由でも禁止し、屋内での活動自粛を求める措置が続いている。クオモ知事はこの措置を今月15日まで延長する方針。公共の場でのマスク着用も義務付けた。ただし市内の公園は引き続き開放されている。
全米各地の都市が制限緩和に向かうなか、ニューヨーク再開の日は近いと期待する声もある。だがデブラシオ氏は「まだ危険な状態から脱したわけではない」と指摘。「だれもが再開を望んでいることはもちろんだが、峠を越したという証拠がもっと確実になるまで再開はしない」と明言した。