米国務長官、中国の「隠ぺい」非難 研究所起源説には「大量の証拠」 新型コロナ

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ポンペオ米国務長官/Drew Angerer/Getty Images

ポンペオ米国務長官/Drew Angerer/Getty Images

ワシントン(CNN) ポンペオ米国務長官は3日、ABCテレビの番組で、中国が新型コロナウイルス感染拡大の初期段階で重大性を隠ぺいし、世界的な危機を招いたと非難した。新型ウイルスは中国・武漢市の研究所が起源とされる説についても、大量の証拠があると主張した。

ポンペオ氏は番組で、中国が1月初めの時点で新型ウイルスの危険性を隠し、医療物資を意図的にため込んでいたとされる説について問われ、「まずその通りだろう」と答えた。さらに「世界が事態を迅速に把握しないよう、中国共産党が全力で妨害したことを確認できる」と述べた。

その例として、米専門家らが武漢のウイルス研究所への立ち入りを拒否されたことや、科学者らの口が封じられたことを挙げた。

トランプ米政権は感染拡大が中国の責任だとして、制裁や米国の債務帳消し、通商政策の見直しなどの措置を検討中とされる。

新型ウイルスの研究所起源説をめぐっては、トランプ氏が先月30日、確実性の高い証拠を見たことがあると発言していた。

ポンペオ氏もこれについての質問に、新型ウイルスの起源を示す「大量の証拠」があると答えた。

一方で米国家情報長官室(ODNI)が30日、新型ウイルスは「人工的に作られたり遺伝子を操作したりしたものではない」との見解を示したことについては、「信じない理由がない」と述べた。

ポンペオ氏はまた、中国が隠ぺい工作をし、また世界保健機関(WHO)を惑わし隠ぺいに利用したことで、新型ウイルスが世界に広まったとの見方で全世界が一致していると主張した。

中国が新型ウイルスを意図的に拡散させたのか、事故だったのかについては回答を避け、答えを出すためにはウイルス研究所への立ち入りが必要だと強調した。

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