新型コロナ集団感染の米空母セオドア・ルーズベルト、週内にも任務復帰
ワシントン(CNN) 艦内で新型コロナウイルスの集団感染が発生した米空母「セオドア・ルーズベルト」が週内にも任務に復帰することが20日までにわかった。海軍当局者が明らかにした。
海軍軍医は、セオドア・ルーズベルトが医学的な観点から準備が整っていると述べた。
セオドア・ルーズベルトでは新型コロナウイルスの感染が拡大し、4900人の乗員のうち1000人以上が陽性となった。水兵4000人あまりを米領グアムにいったん退避させた後、一定の隔離期間を置いたうえで再び乗艦させていた。
セオドア・ルーズベルトは艦内の主要なシステムの作戦即応性を試験するための訓練を港内で実施している。依然として600人以上の水兵が隔離されているが、艦内の重要な機能を運用するための健康な乗員が十分にいて、セオドア・ルーズベルトが海に出ることは可能だという。
海軍によれば、過去1週間で兵士14人が検査で陽性となった。当初回復して復帰できるとみられていた。体の痛みが報告されたため再検査が行われた。