2人殺害容疑の大学生が逃走、複数の州で手配 米東部
(CNN) 米コネティカット州の警察によると、同州立大学の男子学生(23)が2人を殺害して逃走中とみられ、州をまたいだ捜索が続いている。
警察の発表によると、容疑者は22日午前、同州北部ウィリントンで刃物を使って62歳の男性を殺害し、もう1人の男性を負傷させた疑い。
また同州南部ダービーに住む知り合いの男性(23)が24日、自宅で死んでいるのが見つかった事件でも容疑がかかっている。
当時、同じ家にいたとみられる人物はその後、ニュージャージー州で無事に発見され、コネティカット州の家族のもとへ帰っている。
容疑者がこの男性宅から盗んだとされる車は、ニュージャージー州のペンシルベニア州境付近で発見された。
容疑者はさらに同日、ウィリントンの住宅に侵入して複数の銃と車を盗んだ疑い。この車は近くの公園に乗り捨てられていた。
捜索に協力している連邦捜査局(FBI)などによると、容疑者は24日、ペンシルベニア州で姿を目撃されたのを最後に行方が分からなくなっている。
コネティカット州警察は、同容疑者が武器を持ったまま逃走しているとみて、近づくのは危険だと呼び掛けている。
コネティカット州立大学によると、容疑者は2015年入学で工学系学部の4年生に在籍。キャンパス内に住んではいなかった。
容疑者の家族の弁護士は25日、「君の両親も家族も君を愛し、応援している」と呼び掛け、出頭を促した。同弁護士によると、容疑者は数年前から精神的な問題で診療を受けていたという。