黒人死亡事件への抗議デモ、米各地で平和的な行進

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セントポールのミネソタ州議会議事堂に集まった人々/Jim Mone/AP

セントポールのミネソタ州議会議事堂に集まった人々/Jim Mone/AP

(CNN) 米ミネソタ州の黒人死亡事件に対する抗議デモが始まって8日目を迎えた2日の夜、各地の都市では参加者らが平和的に集まり、街を行進した。

死亡したジョージ・フロイドさんの出身地、テキサス州ヒューストンでは数万人のデモ隊が市役所に向かって行進。フロイドさんの名前を呼び、「正義なくして平和なし」のスローガンを叫んだ。徒歩のほか、馬に乗って参加する人もいた。

デモはこの日も十数カ所の都市で実施された。参加者の暴徒化や略奪行為に備え、事件現場となったミネソタ州ミネアポリスやニューヨーク市、首都ワシントンなど複数の都市で引き続き夜間の外出が禁止された。

ニューヨーク市では、外出禁止の開始時間が1日の午後11時から同8時に前倒しされた。デブラシオ市長は「いかなる暴力も容認しない」「昼間のうちに抗議したら夜は帰宅してほしい」と訴え、外出禁止令を今週いっぱい続ける方針を示した。

1日夜は各地でデモが過激化し、ニューヨーク市だけで700人など多数の逮捕者が出ていたほか、複数の警官が負傷した。

ミズーリ州セントルイスでは警官4人が銃で撃たれたが、命に別条はないとされる。ネバダ州ラスベガスでは警官2人が銃撃に巻き込まれ、1人が撃たれて負傷した。ニューヨーク州バッファローではデモ現場を片付けていた警官らのグループに車両が突っ込み、3人がけがをした。

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