米コロナ死者、来月4日までに13万人 州再開で感染増も CDC予測

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米国の新型コロナウイルスの死者は、来月4日までに13万人に達する恐れがある/Elijah Nouvelage/Getty Images

米国の新型コロナウイルスの死者は、来月4日までに13万人に達する恐れがある/Elijah Nouvelage/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は12日、新型コロナウイルスによる米国の死者は来月4日までに13万人に達する可能性があるとの予測を発表した。

CDCのジェイ・バトラー感染症部門副部長によると、各州が経済活動を再開するなか、夏には感染者数がさらに増える可能性があるという。

バトラー氏はまた、今年後半の感染拡大に備え万全を期す必要があるとも指摘。秋から冬にかけてインフルエンザと新型コロナ感染症が同時に流行する可能性があることから、インフルエンザワクチンの接種が例年になく重要になるとの見方を示した。

米国では1日当たりの新規感染者数の伸びを報告する市や州が増えており、全米の累計感染者数は今週に入り200万人を超えた。

CNNによる米ジョンズ・ホプキンス大のデータの分析では、19州で感染ペースの伸びがみられ、過去最悪もしくは最悪に近い伸びを示す州もある。感染者の増加を受け、一部の当局は段階的な再開の計画を遅らせる対応を初めて取った。

ジョンズ・ホプキンス大によると、パンデミック(世界的大流行)発生から数カ月が経過した現在、米国内の死者は11万4300人に上り、1日当たりの死者数も約1000人に達している。

バトラー氏は「パンデミックは終息していない」と警戒を促している。

CDCによる今回の予測は、外部の組織や研究者がまとめた17件の予測に依拠したもの。死者数は来月4日の独立記念日までに約13万560人に上る見通しで、予測の幅は12万4260人~13万9880人。

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