249年の歴史を持つ教会で火事 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州で、249年の歴史を持つ教会が火事に見舞われる出来事があった。当局が出火原因について捜査を行っている。
消防隊員は11日未明、サン・ガブリエル・ミッションで火災があったとの通報に対応した。消防当局によれば、消防士が現場に到着したときには、教会の屋根と入り口が炎に包まれていた。この教会はロサンゼルスの北東約17キロに位置している。
消防隊員が火を消そうと教会内に進入したところ、屋根や天井の一部が燃え落ち始めた。
消防隊員約80人が約3時間にわたって消火作業を行った。
消防当局によれば、火災の初期段階では、歴史的な遺物や工芸作品を火事で焼ける前に移動させることができた。屋根の火災を鎮火した後、消防隊員は再び教会内に入り祭壇付近の消火に当たり1700年代後半にさかのぼる品々を保護したという。
鎮火後の教会内部の様子/Steven Wallace
併設されていた博物館も火事にはならなかった。
火災の発生当時、教会内部には誰もいなかった。消火活動で負傷した消防隊員はいない。
教会は250周年の記念に向けて改装工事が行われていた。
サン・ガブリエル・ミッションはSNSへの投稿で、地元社会からの支援や消防隊員の消火活動に謝意を示した。