33歳のIT企業CEO、切断遺体で発見 米NYの高級アパート

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殺害された「ゴカダ」のCEO、ファヒム・サレー氏/From Facebook/Fahim Saleh

殺害された「ゴカダ」のCEO、ファヒム・サレー氏/From Facebook/Fahim Saleh

(CNN) 米ニューヨーク市にある高級アパートで、IT企業の33歳の最高経営責任者(CEO)が切断遺体となって発見されたことが分かった。捜査当局の情報筋がCNNに明らかにした。

ニューヨーク市警は、同市マンハッタンのロウアー・イーストサイドにあるアパートの一室で、男性が遺体で発見されたことを確認。情報筋は男性の身元について、ナイジェリアのバイク配車サービス「ゴカダ」のCEOを務めるファヒム・サレー氏と説明した。

サレー氏が最後に目撃されたのは13日夕で、自宅アパートのエレベーターに乗り込む姿が監視カメラに映っていたという。

監視カメラの映像には、全身黒ずくめの男がサレー氏と一緒にエレベーターに乗り込む姿が映っており、警察によると、この男が容疑者とみられている。情報筋は容疑者がサレー氏の部屋に入った直後に襲撃を始めたと語った。

サレー氏のきょうだいが様子を見に訪れたところ、リビングの隣の区画で同氏の胴体が見つかった。遺体の他の部位はそれぞれ袋に詰められていた。

情報筋によると、警察は今のところ犯行の動機を断定していない。ニューヨーク市警は、襲撃犯がどうやってアパートから出たのか調べを進めている。

ゴカダはツイッターで、サレー氏が「突然の悲劇的」な死を遂げたことを確認。サレー氏について「偉大なリーダーであり、私たち全員を触発する明るい光だった」と述べた上で、友人や遺族らに弔意を示した。

ゴカダは500万ドル以上を調達し800人を超える運転手を雇っていたが、今年に入ってナイジェリアの最大都市ラゴスが商用バイクを禁止し、事業が困難に直面していた。サレー氏は禁止措置の撤回を訴える動画を撮影するとともに、配達業やボートの配船サービスへの転換も視野に入れていた。

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