カマラ・ハリス氏、副大統領候補の指名受諾演説 米民主党
(CNN) 米大統領選に向けた米民主党全国大会の3日目となった19日、カマラ・ハリス上院議員が副大統領候補の正式指名を受け受諾演説を行った。同氏は主要政党の副大統領候補として初の黒人女性、インド系移民の子孫となる。
ハリス氏は女性の参政権が認められて100年になるが黒人女性はその後も投票権を求めて闘い続けたと述べた。女性の公民権運動の活動家の名を挙げて、こうした人々やそれに続く世代が、現在の民主主義や機会の付与の実現に向けて尽力してきたと語った。
ハリス氏は続けて、今年5月に警官に取り押さえられて死亡したジョージ・フロイドさんや、3月に警官に射殺されたブレオナ・テイラーさんの名にも触れた。「人種差別に対するワクチンはない」「我々は法の下での平等な正義の約束を実現するために取り組まなければならない」と述べ、人種差別と闘う姿勢を示した。
ハリス氏はまた、亡くなった自分の母親が副大統領候補への指名受諾の瞬間を目撃できず残念だとも述べた。「母は私に、他人に奉仕することが人生に目的と意味を与えてくれると教えてくれた」と明かし、母は空から自分を見ていてくれるだろうと続けた。