撃たれた保安官補2人、助かったのは「奇跡」 犯人に1850万円の懸賞金
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の保安官補2人が何者かに銃撃された事件について、同郡のビラヌエバ保安官は14日、2人が助かったのは「奇跡だ」と述べた。容疑者の逮捕につながる情報には17万5000ドル(約1850万円)の懸賞金がかけられている。
ビラヌエバ氏は地元ラジオ局とのインタビューで、撃たれた2人の手術は成功したが、回復には長い時間がかかるだろうと語った。
銃撃犯は見つかっていない。同氏によれば、情報提供者への懸賞金は民間からの寄付2件を受けて増額された。
ロサンゼルスのガルセッティ市長によると、保安官補2人のうち、女性(31)が同僚の男性(24)に止血処置をして助けを呼んだという。同氏もCNNに、2人が一命を取り留めたのは全くの奇跡だと語った。
郡保安局はツイッターに、防犯カメラがとらえた銃撃現場と犯人が逃走する場面の映像を投稿した。
トランプ大統領と民主党の大統領候補、バイデン前副大統領はそれぞれ犯行を強く非難している。
地元選出のシフ下院議員(民主党)は、「捜査当局者は日々、地域社会を守るために自らの身を危険にさらしている」「この卑劣な攻撃の犯人が迅速に裁かれることを願う」とツイートした。