期日前投票が過去最高の水準、開票結果に遅れの懸念も
(CNN) 新型コロナウイルスが流行するなか、有権者は今年、過去最高となる期日前投票を行っている。このため、当局者は通常より数百万票多い郵送票を処理することになり、開票結果が出るのが予想よりも遅くなるかもしれないとの懸念も出ている。
実際のところ、大部分の州は本選よりも前にある程度、不在者投票の処理について始めることができ、投票結果の発表が遅れることを避けられるようになる可能性がある。
しかし、ペンシルベニアとウィスコンシン、ミシガンという重要な接戦州の3州では当局者は本選当日の直前まで処理を始めることが許されていない。このため、州での開票結果が遅れるだけでなく、選挙人の数で競り合えば、大統領選全体が結果が出ない状況となる可能性もある。
ペンシルバニア州とウィスコンシン州では、不在者投票は本選である11月3日の午前まで処理を始めることができない。両州ではすでに100万票以上が投票されている。ペンシルベニア州では今年、郵送での投票をすべての有権者に拡大したため、未処理分がさらに積み上がる可能性もある。アラバマ州とミシシッピ州も本選当日まで不在者投票の処理は始めない。
ミシガン州では、一部の大都市で11月2日に処理を始める可能性がある。しかし当局者は、11月6日まですべてが開票されるとはみていないとの見解を表明。結果について待たされる恐れがあると警告している。同州は接戦州として知られ、前回選挙でトランプ大統領が勝利した際の差は0.5ポイントに満たなかった。