バイデン氏、ペンシルベニア州でリード フロリダ州は接戦
(CNN) 11月の米大統領選で、民主党候補のバイデン前副大統領がペンシルベニア州での支持率でリードしていることがわかった。一方、重要な激戦州のひとつとみられているフロリダ州では接戦となっている。CNNの委託を受けた世論調査会社SSRSによる調査で明らかになった。
フロリダ州に割り当てられた選挙人は29人で、大統領選の重要な激戦州となっている。投票する可能性のある有権者のうち50%がバイデン氏を支持し、46%がトランプ氏を支持した。数字の開きは誤差の範囲内にあり、今回の調査では明確にリードしている候補者はいなかった。
ペンシルベニア州に割り当てられた選挙人は20人。同州の投票する可能性のある有権者のうち53%がバイデン氏を支持した。トランプ氏支持の割合は43%だった。
いずれの州でも新型コロナウイルスへの対応ではバイデン氏への支持が上回った。ペンシルベニア州でバイデン氏を支持したのは54%、トランプ氏支持は42%。フロリダ州でバイデン氏を支持したのは53%、トランプ氏支持は43%だった。
人種的不平等への対応でも、バイデン氏支持の割合はペンシルベニア州で58%、フロリダ州で54%と、トランプ氏の39%と42%をいずれも上回った。
経済については、フロリダ州ではトランプ氏をより信じるとした人の割合が51%とバイデン氏の46%を上回った。ペンシルベニア州ではトランプ氏をより信じるとした人が50%、バイデン氏が48%とほぼ同水準だった。
すでに投票を済ませた有権者をみると両州でバイデン氏を支持する人の割合が多かった。しかし、まだ投票をしていない有権者でみると両州でトランプ氏支持が多かった。
今回の世論調査は15日から20日にかけてフロリダ州とペンシルベニア州の成人に無作為に電話をかけた。フロリダ州の調査では成人1002人に、ペンシルベニア州の調査では成人1015人にインタビューした。誤差の範囲はいずれもプラスマイナス4ポイント。