米大統領選投票率、100年ぶり高水準か 6000万人超が期日前投票
(CNN) 米大統領選の投票日を8日後に控えるなか、すでに期日前投票を済ませた人の数は6000万人超で投票率は100年ぶりの高水準となる可能性があることがわかった。
CNNとエジソン・リサーチ、カタリストのデータによれば、期日前投票を行った人の数は6000万人以上で、33州ではすでに前回2016年の選挙時を上回った。2016年の選挙では、投票所に足を運んだり郵送で送ったりして行われた期日前投票の数は5800万票だった。
こうしたことから、今年の選挙の投票率は過去最高となる可能性が高く、参加した有権者の人数でも過去最高を記録する可能性もある。
ただし、19世紀の集計制度がそれほど素晴らしいものではなかったため、過去の記録との比較は難しい。また、アフリカ系(黒人)は1870年まで、女性は1920年まで「有権者」の中に含まれていなかった。
こうしたことから政治学者や歴史家の大部分は現代と歴史的な比較を行う場合はさかのぼっても20世紀の初めとなる。それでもやはりそのうちの20年間は女性の投票は認められていなかった。
現代の基準での投票率が判明したのは1908年で有権者の65.7%が投票した。
その後の50年間は投票率は下がり続けたが、50%を割り込んだのは1920年と1924年の2度だけだった。