バイデン氏、大統領当選に近づく トランプ氏は複数の訴訟提起

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バイデン氏は米大統領当選に近づく一方、トランプ氏は複数の訴訟を提起している/Getty Images

バイデン氏は米大統領当選に近づく一方、トランプ氏は複数の訴訟を提起している/Getty Images

(CNN) 米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領は4日、ミシガン州での勝利を確実とし、選挙人獲得数で大統領当選に必要な過半数まであと17人に迫った。

一方、トランプ陣営は複数の州で、バイデン氏の過半数獲得を阻止するための訴訟を提起。ペンシルベニア州での集計について最高裁で争う姿勢も示している。

バイデン氏はミシガン州で勝利したことで、中西部とペンシルベニア州の3分の2を押さえたことになる。この地域は「ブルーウォール(青い壁)」と呼ばれる民主党の牙城(がじょう)だが、4年前はトランプ大統領の勝利に道を開く結果となった。

もしバイデン氏がネバダ、アリゾナ両州でのリードを維持できれば、第46代大統領就任に十分な数の選挙人票を手にすることになる。もう一つの激戦州であるペンシルベニアについても、依然集計中の郵便票や期日前・不在者票が民主党に有利とみられることから、バイデン陣営は逆転に自信を示している。

バイデン氏は現在、選挙人獲得数で253対213とリードを保つ。大統領当選には過半数270人の獲得が必要となる。アリゾナ、ジョージア、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニアの各州は接戦のため勝敗が決していない。

バイデン氏は4日午後の声明で、選挙人270人の獲得に向け軌道に乗っているとしつつ、激戦州での集計が完了するまでは勝利宣言をしないと表明。異例の高投票率に勇気づけられたと述べ、選挙結果を覆そうとするトランプ氏の試みを批判した。

一方、トランプ氏は4日未明に「勝利宣言」して以降、公の場に姿を見せていない。この時に演説では、追いつかれる可能性のある接戦州で適法に投じられた票について、集計を行わないよう要求していた。

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