8人負傷のショッピングモール発砲事件、15歳少年逮捕 米
(CNN) 米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外で先週起きた発砲事件に関連して、警察は同市在住の少年(15)を逮捕した。
地元警察責任者が22日午後の記者会見で発表した。同責任者によると、発砲は「無差別でなく、2つのグループ間の口論」がきっかけで起きた。
捜査は現在も進行中との理由から、少年について詳細な情報は公表されなかった。凶器は現場で回収され、ほかにも数人が逮捕されたという。
通報を受けてモールに出動する警官/WTMJ
事件で負傷した8人のうち、4人は偶然巻き込まれた通行人だった。けが人の命に別条はなく、ほぼ全員が自宅療養中とされる。
連邦捜査局(FBI)のミルウォーキー支局は事件発生後のツイートで、地元当局の捜査に協力していることを明らかにした。CNN系列局の映像には、現場に多数の警官や救急隊員らが出動する様子が映っていた。
スポーツ靴の小売店フィニッシュラインでは、店の裏側に客を避難誘導し扉に鍵をかけた/Courtesy Austin Seybold
現場はミルウォーキーから北西へ約10キロあまりのウォーワトサ市内にあるショッピングモール。今年2月には同じモールの前で、17歳の黒人が警官に射殺される事件があった。市内では先月、この警官が不起訴となったとの報道を受け、デモが何度も実施されていた。